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北海道教育大学岩見沢校
政治学概論 (13) 2002/2/8

おわりに

福田 宏
http://hfukuda.cool.ne.jp/iwamizawa/
(hfukuda@juris.hokudai.ac.jp)



1. ユーラシアの秋 ―― 国民としてではなく個人として

  1. ハナ・シュミットの数奇な運命
  2. ソ連と日本の狭間におかれた人々



2. 「戦後賠償」から「戦後補償」へ (高木2001)

  1. 冷戦による日本政府の免罪 ―― 戦後補償と経済援助のすり替え
  2. 「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」 (2000年12月)
       前例 ―― ヴェトナム戦争に対する「ラッセル法廷」 (1967)
    「法廷」は、提出された証拠に基づき、検察団が被告人天皇裕仁について立証したことを認定し、天皇裕仁は、共通起訴状中の人道に対する罪の訴因一と二である強姦と性奴隷制についての責任で有罪と認定する。... さらに裁判官は、日本政府が「法廷憲章」第四条が述べる意味で、「慰安所」制度の設置と運営について、国家責任を負うと判定する。(2000年12月12日・東京)
  3. 財団法人「女性のためのアジア平和国民基金」の設立 (1995年7月)
  4. 「第二次世界大戦奴隷強制労働訴訟の時効延長に関する州法 (1999年7月)
       カリフォルニア州 ―― 三井、三菱、新日本製鉄 etc. 50社〜135社



3. 「文明の衝突」か、あるいは....

  1. S. ハンチントンの衝撃 ―― 「悪の枢軸」は存在するのか?
  2. ブッシュ大統領の「十字軍」? ―― 9.11後の世界とアメリカ外交の「伝統」



4. 「日の丸・君が代」再考 ―― 何を問わねばならなかったのか?

  1. 何が正しいかではなく、何が「日の丸・君が代」を意識させているのか?
  2. 北九州市教育委員会の「四点指導」(1986)



5. 結びにかえて

  1. 政治は偏在する
  2. 傍観者もまた政治的存在である



参考文献

  1. 佐々木良江 (2001)『ユーラシアの秋』 集英社文庫.
  2. ジョージ・オーウェル著 (1987), 新庄哲夫訳 『1984年』 ハヤカワ文庫.
  3. 西川長夫 (2001) 『[増補]国境の越え方 ―― 国民国家論序説』 平凡社ライブラリー.
  4. サミュエル・ハンチントン著 (2000), 鈴木主税訳 『文明の衝突と21世紀の日本』 集英社新書.
  5. ヘンリー・A. キッシンジャー (1996), 岡崎久彦監訳 『外交』 日本経済新聞社.



ワシントンのデラウエア川渡河の再演
オハイオ州イリアリアにおける対外戦争復員軍人グループによる
ワシントンのデラウエア川渡河の再演 (1976年)
出典: ボドナー (1997), p.366.



「デラウェア河を渡るワシントン」
イマニュエル・ロイツェ作「デラウェア河を渡るワシントン」(1851-52)
出典: グインター (1997), p.77.



市民グループと右翼団体と機動隊
「日の丸・君が代」強制に反対する市民グループを
右翼団体と機動隊が取り囲む (2001年2月27日)
出典: 『法学セミナー』 562号, 2001年10月, p.38.



中央ユーラシア
中央ユーラシア
出典: 『世界の民族地図』 作品社, p.138.